沖縄初日
19日、キジムナーフェスタ開幕。
身体塾は13:00から。
会場のコザ運動公園までは私のホテルから少し歩くようなので1時間前に出発。
暑い。が、日中の温度は広島とあまり変わらないように感じる。
いつも強い風が吹いているので、かえって気持ちがいいぐらいだ。
・・・・・・・・と思ったのは最初だけ。
地図で見るのより運動公園ははるかに遠く、沖縄の日差しはあまりにも強かった。
武道館に着くころには、真っ赤っかの塩茹でタコの一丁上がり。
早く日野先生に挨拶に行きたいのに、汗がひかなくて参った。
初日の身体塾の参加者は80数人。
午前からのバレエワークショップから続けて受講する人も多いらしい。
また、当日かけこみでの参加者も10人ぐらい。
一般の人で何も知らなくても、とにかく「身体の動かし方を教えてくれる」というので興味を持って来たという話をされてる方がちらほら。
うん、確かにここでは「身体の動かし方」をやる。
だけどそれは普通に言われるところの体操とかテクニックとかではないんだよなぁ、と、ニカニカしてしまう。
初参加の人が自分が自分で思うような動き方ができていないという事を知った時の驚きを思うと、つい。
はたしてワークショップは、日野先生の「どうして身体は動く?」という問いかけから始まった。
日野身体理論の基本は姿勢。
まずは、背骨を伸ばす胸骨の引き上げから入る。
ペアを組み、片方に胃の後ろあたりからグーっと持ち上げてもらうと感覚がつかめる。
私は組んだ人が100キロ以上の人だったので、ちょっと無理がある(笑)。
そして、その背中に手を当てたままで歩くということをやった。
触れて歩く。
ただそれだけのことでも、触れられてる人には、その手の相手が自分を感じてくれているか、余所見をして自分勝手にしているかがはっきり伝わってしまうという実験。
私の組んだ人は大男ではあるけれど、人に触れる仕事をされているだけあって手はとても繊細で、緊張している部分をすぐ見つけてくれる。
こういう駄目出しをしてくれる人と組むと、「じゃあこうしてみようか、いや違った、こうか?」といろいろ工夫ができるので面白い。
ただ、行き過ぎると、とんでもない方向にそれて、ほかの人とぜんぜん違う事をやってしまっていたなんて事にもなりかねないので、気をつけなければならないのだけれど。(今までの経験上)
その後、いつもの腕ふり運動。
運動自体はこれまでと同じ動きだけれど、その時々において、先生の細かな指示に違いがあるのがこの運動の特徴。
いや、運動に限らず、すべてその時の相手に合わせて変えていくからそうなのだろうが。
関係は生き物で常に変化しており、こうしてただ皆で腕を振っている時でも関係をし続けているのだから。
先生からの指示の差は、「ここを感じて」「こんなイメージで」といった小さな所なのだが、何度かやっている私にはその都度新たな発見があり、また混乱もする。
休憩時間にその点について、和子先生に質問してみた。
「以前はこう言われていたのに、今回言われた事と矛盾するんじゃないですか」
「それは工夫せんとな。どうやったらそれができるようになるのか」
とにかく数をこなすしかないということだ。
やってやってやり続けたら、「あっ」とわかる時がくる。
先生方は、この腕ふり体操を徹底して4年間やり続けたそうだ。
先生方の「やる」は半端じゃないわけで、ぬるい私には20年30年してもたどり着けない所だろうと思う。
「腕ふりだけで一生仕事ですね・・・」と遠い目になってしまった私に和子先生は、
「この体操は奥が深いで」と、目をキラキラさせて言われる。
「これには大切なものが全部入っていると言ってもいいかもしれない。これさえできたら、あと、全部わかる」
ええええええ!!!!そんなにスゴイの?
そう聞いて「よーし、頑張るぞ!」とがぜんやる気になる私。
「意味があるからやる」という所からいまだ抜けられず。(自爆)
一時間休憩をはさんで、16:00から表現塾。
こちらでは人との関係性がより重視される内容となっている。
まず、相手に従うという事から入る。
腕を持って引く。それに従う。ほんの少しの抵抗も違和感もあってはいけない。
「難しい」「できない」という声があちこちから上がる。
「当たり前や。難しい事をやってんのや。そんなんできるか。できんで当然や」と、これもまたいつものように先生は言われる。
すると、ちょっと今までに無い反応をする人がいた。
「あ、そうか。これはできないってことがわかればいいんですね。うん。だったらそれはもうわかりました」
と終わってしまう人。
「は?」 だ。
いや、やってもできないんだけどさ、少しでもできるように稽古しようや。
というか、私はしたいんだけど、それは無視?
そうかと思うと、軽々とできてしまう人もいる。
「できてる」「わー本当だ」「一体感がある」「軽〜い」
本当にそうかなぁ?
さてさて、いよいよ正面向かい合い。
「正面が合ったら、センターのラインに何か感じるから」
という先生からの指示だけで、まずやってみる。
またしても「わかる」「わからない」「そうです」「ちがいます」がすぐ始まる。
あれ?と、私は奇妙な感じがした。
人と正面が合った時のセンターの感覚、これって、皆、初めてじゃないのかな?と思ったのだ。
「うわ〜〜〜、なにこれ!」「ええっ、本当?」との驚きが聞こえてこない。
「ふんふん」「こんな感じか」と、淡々としてるというか。
淡々としているわりに、疲れてしまうという人もいる。
「やろう」と声をかけても、「今は無理。休ませて」と。
面白くて「もっと、もっと」とならない人もいるのだなと、それもまた新しい発見ではあるのだけれど。
沖縄の人には強かで逞しくて生命力にあふれたラテンのイメージも持っていたのだけれど、どうもテンションが低いような気がする。
きっと内に秘めた情熱はものすごいのだろうけれど、それがバーンと外に出てきてないような。
10人が輪になって、次々に正面をあわせていくのをやった時、私は全員からOKをもらった。
皆が言うのには私は「目力が強い」のだそうだ。
そう言われる事は嬉しくはあるのだけれど、武禅の仲間や日野武道を続けている人が見たらどうだろうなと思うと、とても手放しで喜べない。
彼らには私がそう見えるぐらいまだわかっていないし、エネルギーを出すことに慣れていないだけなのだから。
明日の声を出す稽古では、全員が殻を破りはじけて会場がエネルギーの渦となることを期待しよう。
そして私も、もっと盛り上げなくては。
ここでの私の役割は、何だ?!
身体塾は13:00から。
会場のコザ運動公園までは私のホテルから少し歩くようなので1時間前に出発。
暑い。が、日中の温度は広島とあまり変わらないように感じる。
いつも強い風が吹いているので、かえって気持ちがいいぐらいだ。
・・・・・・・・と思ったのは最初だけ。
地図で見るのより運動公園ははるかに遠く、沖縄の日差しはあまりにも強かった。
武道館に着くころには、真っ赤っかの塩茹でタコの一丁上がり。
早く日野先生に挨拶に行きたいのに、汗がひかなくて参った。
初日の身体塾の参加者は80数人。
午前からのバレエワークショップから続けて受講する人も多いらしい。
また、当日かけこみでの参加者も10人ぐらい。
一般の人で何も知らなくても、とにかく「身体の動かし方を教えてくれる」というので興味を持って来たという話をされてる方がちらほら。
うん、確かにここでは「身体の動かし方」をやる。
だけどそれは普通に言われるところの体操とかテクニックとかではないんだよなぁ、と、ニカニカしてしまう。
初参加の人が自分が自分で思うような動き方ができていないという事を知った時の驚きを思うと、つい。
はたしてワークショップは、日野先生の「どうして身体は動く?」という問いかけから始まった。
日野身体理論の基本は姿勢。
まずは、背骨を伸ばす胸骨の引き上げから入る。
ペアを組み、片方に胃の後ろあたりからグーっと持ち上げてもらうと感覚がつかめる。
私は組んだ人が100キロ以上の人だったので、ちょっと無理がある(笑)。
そして、その背中に手を当てたままで歩くということをやった。
触れて歩く。
ただそれだけのことでも、触れられてる人には、その手の相手が自分を感じてくれているか、余所見をして自分勝手にしているかがはっきり伝わってしまうという実験。
私の組んだ人は大男ではあるけれど、人に触れる仕事をされているだけあって手はとても繊細で、緊張している部分をすぐ見つけてくれる。
こういう駄目出しをしてくれる人と組むと、「じゃあこうしてみようか、いや違った、こうか?」といろいろ工夫ができるので面白い。
ただ、行き過ぎると、とんでもない方向にそれて、ほかの人とぜんぜん違う事をやってしまっていたなんて事にもなりかねないので、気をつけなければならないのだけれど。(今までの経験上)
その後、いつもの腕ふり運動。
運動自体はこれまでと同じ動きだけれど、その時々において、先生の細かな指示に違いがあるのがこの運動の特徴。
いや、運動に限らず、すべてその時の相手に合わせて変えていくからそうなのだろうが。
関係は生き物で常に変化しており、こうしてただ皆で腕を振っている時でも関係をし続けているのだから。
先生からの指示の差は、「ここを感じて」「こんなイメージで」といった小さな所なのだが、何度かやっている私にはその都度新たな発見があり、また混乱もする。
休憩時間にその点について、和子先生に質問してみた。
「以前はこう言われていたのに、今回言われた事と矛盾するんじゃないですか」
「それは工夫せんとな。どうやったらそれができるようになるのか」
とにかく数をこなすしかないということだ。
やってやってやり続けたら、「あっ」とわかる時がくる。
先生方は、この腕ふり体操を徹底して4年間やり続けたそうだ。
先生方の「やる」は半端じゃないわけで、ぬるい私には20年30年してもたどり着けない所だろうと思う。
「腕ふりだけで一生仕事ですね・・・」と遠い目になってしまった私に和子先生は、
「この体操は奥が深いで」と、目をキラキラさせて言われる。
「これには大切なものが全部入っていると言ってもいいかもしれない。これさえできたら、あと、全部わかる」
ええええええ!!!!そんなにスゴイの?
そう聞いて「よーし、頑張るぞ!」とがぜんやる気になる私。
「意味があるからやる」という所からいまだ抜けられず。(自爆)
一時間休憩をはさんで、16:00から表現塾。
こちらでは人との関係性がより重視される内容となっている。
まず、相手に従うという事から入る。
腕を持って引く。それに従う。ほんの少しの抵抗も違和感もあってはいけない。
「難しい」「できない」という声があちこちから上がる。
「当たり前や。難しい事をやってんのや。そんなんできるか。できんで当然や」と、これもまたいつものように先生は言われる。
すると、ちょっと今までに無い反応をする人がいた。
「あ、そうか。これはできないってことがわかればいいんですね。うん。だったらそれはもうわかりました」
と終わってしまう人。
「は?」 だ。
いや、やってもできないんだけどさ、少しでもできるように稽古しようや。
というか、私はしたいんだけど、それは無視?
そうかと思うと、軽々とできてしまう人もいる。
「できてる」「わー本当だ」「一体感がある」「軽〜い」
本当にそうかなぁ?
さてさて、いよいよ正面向かい合い。
「正面が合ったら、センターのラインに何か感じるから」
という先生からの指示だけで、まずやってみる。
またしても「わかる」「わからない」「そうです」「ちがいます」がすぐ始まる。
あれ?と、私は奇妙な感じがした。
人と正面が合った時のセンターの感覚、これって、皆、初めてじゃないのかな?と思ったのだ。
「うわ〜〜〜、なにこれ!」「ええっ、本当?」との驚きが聞こえてこない。
「ふんふん」「こんな感じか」と、淡々としてるというか。
淡々としているわりに、疲れてしまうという人もいる。
「やろう」と声をかけても、「今は無理。休ませて」と。
面白くて「もっと、もっと」とならない人もいるのだなと、それもまた新しい発見ではあるのだけれど。
沖縄の人には強かで逞しくて生命力にあふれたラテンのイメージも持っていたのだけれど、どうもテンションが低いような気がする。
きっと内に秘めた情熱はものすごいのだろうけれど、それがバーンと外に出てきてないような。
10人が輪になって、次々に正面をあわせていくのをやった時、私は全員からOKをもらった。
皆が言うのには私は「目力が強い」のだそうだ。
そう言われる事は嬉しくはあるのだけれど、武禅の仲間や日野武道を続けている人が見たらどうだろうなと思うと、とても手放しで喜べない。
彼らには私がそう見えるぐらいまだわかっていないし、エネルギーを出すことに慣れていないだけなのだから。
明日の声を出す稽古では、全員が殻を破りはじけて会場がエネルギーの渦となることを期待しよう。
そして私も、もっと盛り上げなくては。
ここでの私の役割は、何だ?!
沖縄入り
朝8時半に家を出て、夕方無事、沖縄に到着した。
広島空港からは一日一往復しかしていないので、時間の関係上、福岡発着というプランを組んだ。
何しろ我が家はド田舎だ。
朝一番のバスは6時半で、JRの駅まで30分。そこから30分で広島駅。リムジンバスで空港まで50分。
どうやっても8時10分発の飛行機には乗れない。
タクシーで出るぐらいなら、福岡を昼に飛び立つ便にしたほうが時間的には都合が良い。
広島駅から福岡空港まで1時間ちょっとだもの。
予定通りにスムーズに来れたけれど、今回は荷物が重くてそれがもう大変だった。
まだワークショップも始まってないのに、肩こりバリバリ。
重かったのは、ノートパソコンを入れていたせい。
宿が無線LAN環境にあるということだったので、前日急遽、HPスペースにチャットcgiを設置して娘たちとの連絡用に使おうと持ってきた。
娘たちはまだ私がいないと寂しがってくれるから。
しかし、夕方長話をして「また後で」と言いながら寝てしまい、気がつくとこんな時間。
まあ、仕方ないか。。。
さあ、明日からギジムナーフェスタ。
同じフロアに泊まりの女の子3人組もそれ目的だと宿の人に聞いたが、どこのワークショップに参加だろうか。
身体塾・表現塾だと面白いのだが、どうかな。
沖縄は、私は23年前に勤めていた会社から社員旅行で来た以来。
その時は駆け足での観光地めぐりだったので、町並みや人をじっくり見ることがなかったように思う。
改めて見回すと、ここの景色にも人にも独特の雰囲気があるのを感じる。
看板は日本語だし、見慣れた店も多いのだけれど、建物が違う。
作り、色、あせ方、落書きのセンス。
植物も違う。
街路樹にしても庭木にしても、どの種類の木も枝が曲線的で葉が若干肉厚なのか重みを感じさせる。
近いけれど、違う。
この感覚が楽しい。
「これはこういうもの」としてきた自分の思い込みを裏切られるのは、いつも新鮮で発見がある。
今回のワークショップでは、いくつの発見ができるだろう。
どんな衝撃的出会いがあるだろう。
何を感じ、どんな落ち込み方をするか(笑)。
目を皿にして、耳をダンボにして、皮膚を敏感に、頭を静かに。
鈍感な私はすぐに自分が何をしているか、すべきかを見失いがち。
それはわかってる。
だから、より注意深く人を見なくては。
自分を振り返らなくては。
照らし合わせなければ。
自分をぶっ壊す勢いで頑張るぞ〜〜〜。
広島空港からは一日一往復しかしていないので、時間の関係上、福岡発着というプランを組んだ。
何しろ我が家はド田舎だ。
朝一番のバスは6時半で、JRの駅まで30分。そこから30分で広島駅。リムジンバスで空港まで50分。
どうやっても8時10分発の飛行機には乗れない。
タクシーで出るぐらいなら、福岡を昼に飛び立つ便にしたほうが時間的には都合が良い。
広島駅から福岡空港まで1時間ちょっとだもの。
予定通りにスムーズに来れたけれど、今回は荷物が重くてそれがもう大変だった。
まだワークショップも始まってないのに、肩こりバリバリ。
重かったのは、ノートパソコンを入れていたせい。
宿が無線LAN環境にあるということだったので、前日急遽、HPスペースにチャットcgiを設置して娘たちとの連絡用に使おうと持ってきた。
娘たちはまだ私がいないと寂しがってくれるから。
しかし、夕方長話をして「また後で」と言いながら寝てしまい、気がつくとこんな時間。
まあ、仕方ないか。。。
さあ、明日からギジムナーフェスタ。
同じフロアに泊まりの女の子3人組もそれ目的だと宿の人に聞いたが、どこのワークショップに参加だろうか。
身体塾・表現塾だと面白いのだが、どうかな。
沖縄は、私は23年前に勤めていた会社から社員旅行で来た以来。
その時は駆け足での観光地めぐりだったので、町並みや人をじっくり見ることがなかったように思う。
改めて見回すと、ここの景色にも人にも独特の雰囲気があるのを感じる。
看板は日本語だし、見慣れた店も多いのだけれど、建物が違う。
作り、色、あせ方、落書きのセンス。
植物も違う。
街路樹にしても庭木にしても、どの種類の木も枝が曲線的で葉が若干肉厚なのか重みを感じさせる。
近いけれど、違う。
この感覚が楽しい。
「これはこういうもの」としてきた自分の思い込みを裏切られるのは、いつも新鮮で発見がある。
今回のワークショップでは、いくつの発見ができるだろう。
どんな衝撃的出会いがあるだろう。
何を感じ、どんな落ち込み方をするか(笑)。
目を皿にして、耳をダンボにして、皮膚を敏感に、頭を静かに。
鈍感な私はすぐに自分が何をしているか、すべきかを見失いがち。
それはわかってる。
だから、より注意深く人を見なくては。
自分を振り返らなくては。
照らし合わせなければ。
自分をぶっ壊す勢いで頑張るぞ〜〜〜。

