モノは人を育てられるか?

若者が、いとも簡単に人を殺すという事件が頻発している。
「誰でもよかった」 「むしゃくしゃしてたから」 「もう消すしかないと思った」
理由にもならない理由。
彼らは、自分をとりまくこの世界はすべて思い通りにできると思っている。
人は人ではなく、ヒトという名のモノ。
どう扱おうと、生き死にすら好きにしようと構わないと。
集団レイプ後も素知らぬ顔でぬくぬくと就職活動してた奴などもそう。

叱らないように、困らせないように先回りしては手を出し、
欲しがるものを与えていいなりになってきた育児の結果だ。
手伝いをしたらお小遣い、成績が上がったらゲーム機、受験に合格したら携帯電話。
それを教育というだろうか?
モノが育てたのであって、親は何もしていない。
わかりやすく言えば、モノさえあれば、親のかわりは誰がやっても同じということ。
人間関係の根本となる親がモノならば、
他人をモノと思うのもやむなしかなとそんな気もする。
そしてそんな傾向は、どうやら若者に限ったことでもなさそうなのだ。

ある大手企業の話。
全国に支社を持つその会社は、多くの販売代理店を従えていた。
しかし、この不景気。売り上げは落ち、顧客が大幅減少。
そこで打ち出した秘策は、売り上げを増やす方向ではなく、
「大切なパートナー」「ファミリーだと思っている」はずの代理店の足切り。
限界まで下げてきたマージンを更に下げ、
売れば売るほど身銭を切って損をしなければならないという条件を飲めと突きつけた。
代理店さえいなくなれば、彼らが持っていた顧客を親会社が丸ごと引き継ぎ、
労せずに増収が見込めるという算段だったのだろう。
さすがに頭のいいエリートの考える事は違う。

もちろん、パートナーどころか、狩場を荒らす敵扱いに代理店が黙っているわけがない。
足を運んで開拓した付き合いの長い客を、だれがそのまま置いて、
「はい、さようなら」と消えるだろう。
持っている物は、一つたりと取りこぼさず、ゴッソリ根こそぎ持って去った。
取引の相手は他にいくらでもあるのだから。
大手企業にとって致命的な情報もしっかり握ったまま。
策士は策に溺れ、足元の土台を自らが崩してしまったのだ。

相手が人だということを忘れて、ただの数字、ただの記号としか見えていない。
そんな人間が誰もが知る大手企業を牛耳っているのが、今の現実。
口ではいくらでも立派な事を言うのだけれど。

若者だけが、短絡的で幼稚だとは限らない。
大人も、外面だけは取り繕って見せる狡猾さに長けているだけで、
中身は殆ど変わりはしない。
子どもが子どもを育ててちゃ、そりゃあ、問題もおきることだろう。

変わるべきは、大人か、子供か。
考えるまでもない。

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