スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

万引きは犯罪です

万引き現場にもモンスターペアレントが出ているのだそうだ。
万引現場にもモンスターペアレント 「捕まえる前に諭せ」「届く場所に置くな」

責任転嫁もここまで極まったら、屁理屈とかいう範疇になく、もはや理解不能。
ふた昔前ぐらいの、「うちの子に限って」という親なら
まだ情で現実を受け入れられないんだろうなと感じることもあったが、
これはひどすぎる。
善悪はポーンとどこかに吹っ飛ばして、
犯罪者に“されてしまった”怒りだけを他人に向けてくるのだから。

それで最終的にこういった親に対してどうしていくのかを考えて出したのが、
>保護者にも万引が引き起こす結果の重大さを訴えていく
>少年だけでなく、保護者を含めたすべての世代に
>『万引は犯罪』という認識を持ってもらうしかない
ぐらいだというのだから、あまりにもお粗末過ぎて、
将来に絶望的になったのは私だけではないと思うのだが。

今更親世代に「万引きは犯罪」と教えなければならないとは、
それではこの親たちが子どもの頃、そのまた親たちは何をしてたんだ?

捕まえるのが悪いと相手を責めるということは、
「捕まりさえしなければいい」、
「犯罪を犯してもバレなければしていないも同じ」との教育を受けてきたということだ。
そして同じように子どもに教え込んでいる。
「万引きは犯罪」そんなことは奴等は知っててやっているのだ。
バレたり捕まったりしたら嫌な目にあうから、
上手に隠れてやったらいいと考えている人間を矯正するには、
法の解釈では無駄なような気がする。

では、どうしたらいいのか。

結局は、人間性を育てるしかないと私は思う。
他人の痛みや辛さを、我がことのように感じられるように。

昔、「シザーハンズ」という映画があった。
クレイジーな発明家によって作られた、手がハサミの人造人間エドワードが主人公。
彼は人間社会で育てられたのではないので、ルールというものがわからない。
そこで親切な家族によっていろいろと教えてもらいながら馴染んでいこうとするのだが、
悪い人に騙されて、不法侵入と窃盗をしてしまう。
何が悪いのかわからないエドワードをなんとか理解させようと
家の人たちがいろいろと説得をするのだが、
その、「悪いことをしてはいけない理由」というのが、
私には逆に理解できず不愉快になった事を覚えている。
詳細な言い回しは忘れたが、つまりは、
「悪いことだからしてはいけないと決まっている」「警察に捕まるからするな」ばかりだったのだ。
これで、善悪の何が教えられたことになるのだろうか。

この映画ひとつで欧米の子育ての仕方すべてが判断できるわけではないのは承知の上だが、
ただ、こういった傾向は確かにあるように感じてきたので、それでなんだか納得した。
これはまた、自律心を失ってしまった、
自分の「おてんとさん」を持っていない現代日本にも共通していることでもあるが。

盗みの何が悪いかを教えるには、その人の大事にしているものが盗まれたら
どんな気持ちがするかを考えさせればいい。
好きな人が物を盗まれて困って泣いても、
汗水流して働いた代金を盗られても平気かどうか想像させてみるのだ。
それで初めて自分のやった行為がどんな意味を持つのかが理解できるのではないだろうか。

「万引きは犯罪」、「悪いことはやっちゃいけない」、「犯罪は大変なリスクがある」
そんな知識の指導は、抑止力の面ではまったくの無意味とは言わないが、
人間性を育てる教育の本筋からは外れている。
本来ならそこを親が担うべき所であったのだが、今は親が狂っていて再教育が必要である時代。
となると、誰かが親代わりにならなければならないということになる。
しかし、はたして、誰にその役目ができるのだろう。

大人が病み、子どもが病み、社会が病み、沈み込んでいくしかないのか?

私は、もしかしたらなのだが、うつ、引きこもり、ニート、ホームレス、依存症、自殺者の増加は、
この病理と無関係ではないのではないかという気がしている。

症状はそれぞれであっても、解決のためには、原因を詳らかにしていく過程で、
どうしても避けて通れないことがある。そこにヒントがあるのかもしれないと。

誰のせいにもせず、自分の責任を引き受けることでしか人は救われない。
それを身に沁みるまで辛さの中にいるしかないのだろうなと。

「なんで捕まえたんですか。万引に気づいたなら、捕まえる前に諭すべきでしょう」
「商品を子供が取れるような場所に置いている店の方が悪い」
「代金を払えばいいんでしょう」
と強気に出る親達が、本当に自分が正しいと思っているわけではない。
それは犯罪者として咎められる強い恐怖心からの過剰な防衛反応であって、
彼らの精神状態はもうボロボロのはず。
「私は悪くない!私は悪くない!」と自分や他人にいくら言い聞かせても、
全部表に見えているというのに。

失敗する事も、助けを求める事も出来ない時、人は不幸になるしかないのだろう。

テーマ : 子育て・教育
ジャンル : 学校・教育

コメント

非公開コメント

No title

私も、その記事を読んで愕然としました。
ちょっと悪びれてみたい時期にちょうど良い軽犯罪が万引きなのかもしれませんが…。
遊び感覚で万引きをしていた親が、子を擁護しようとするんでしょうかね?

確かに、子を守るためだけでなく、親の責任をも回避するために、店に責任転嫁しようとする、というのは、ありそうですね。
自分に非があると思ったら、素直に謝りたいものです。

誰しも清廉潔白とはいかないけど

子どもは悪いことをするもの。
「これは悪いことだよ」「やっちゃだめだよ」と教えておいても、隠れてやる。
嘘もつく。
反抗期と同じで、むしろしない方が後々怖いかも。と私は考えています。

で、厳しくすればするほど、絶対に親の前ではいい子でいるから、
悪さがバレルのは、本当の教育をするためのいいチャンス。
他所の人から言ってもらうのは、逆ギレするどころかとても有難いことなんですけど、
こういう親はそれが嫌なんでしょう。

「言ったもん勝ち」を教えて良い事があるとしたら、
厄介な人だと思われて、優遇されて、誰も文句を言うこともなくて、
楽だし、偉くなった気になれるぐらいか。
まともな人が相手にしてくれなくなるリスクぐらい、なんてことないのかな。

>自分に非があると思ったら、素直に謝りたいものです。

「素直さ」に勝るものはありませんね。親が子どもに教えてやれることで。
プロフィール

ぽあん

Author:ぽあん
広島在住。
のんびりとやりたい事だけして
暮らしています。
座右の銘は「ケ・セラ・セラ」。

★★応援しています!★★
最近の記事
武道なリンク

日野武道研究所


武禅一の行

ほぼ毎日更新
(ぜひブックマークに!)
移転しています
日野晃の
さむらいなこころ


YouTube
[SRS伝説の武道家 達人 日野晃]

YouTube
[コンサートに向けて(ドラム)]

YouTube
[2005年のfeel&connect]
9日間のワークショップを10分で紹介
http://jp.youtube.com/watch?v=hA37h1-nYPc
http://jp.youtube.com/watch?v=ADoNbkOJFjc

クイズ紳助くん 2007年2月19日
「なにわ突撃隊 こころを鍛えろ!武道研究家に学ぶ!!」
オープニング映像有



やもりこ先生のブログ
峠より

八幡 謙介さんのブログ
ギター教室講師のブログ

香月章伽さんのHP
香月ダンスファミリー

館兄さんのブログ
ボディーアーキテクト公式サイト

北村成美さんのHP
なにわのコリオグラファー“しげやん”

たてまるさんのブログ
たてまるの日記

やましろ整体さんのブログ
女整体師の 出張めがね日記

怪談師夜魔猫GINさんのブログ
オカルト酒場の片隅で

星が見える名言集100
カテゴリー
最近のコメント
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QRコード
RSSフィード
最近のトラックバック
ブログ内検索
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。