第82回「武禅一の行」6─向き合わない人への怒り

ムカつく人はどこにでもいる。

日常では、それをうまくカムフラージュして相手にも周囲にも悟られないようにしながら
距離を置いて付き合うということをしている。

距離を置くということは、仲良くはしないということだ。
大切な事は任せないし相談もしない。
面白い得になる情報があってもわざわざ教えない。
その人がいる場所にはなるべく近づかない。
どうしても避けられない用事がある時だけ、当たり障りなく無難に最小限度接するのみ。

誰もどうでもいい人間のために自分の気分を害したくはないから。

しかし、武禅では感情をストレートに表現しあうことも稽古の内。
だから、
「あなたのその顔、ムカつく!」というようなことを言われたりする。


今回も休憩時間、部屋の隅の数人が集まっているところからそんな声が漏れ聴こえてきた。
「おっ、なんだ?」
私のトラブル大好き野次馬アンテナが敏感に反応してすっ飛んで行く。

言われていたのは前々回の時も一緒した男性だった。
線が細くて気弱そうな彼は、確かにいつもオドオドして見えるという所がある。
長年の癖なのだろうが顔色をうかがうように相手を見るので、そこが他人の癇に障るのだ。
「ちゃんと向かい合ってくれない態度をされると腹が立つ!」ということで、
「その顔がムカつく」と言われていた。

私もその怒りはよくわかる。
以前、他の人にだが同じようなことを言ったこともある。
オドオドする人のオドオドがまず不快なのだが、それ以上に腹立たせてくれるのが、
こちらの反応にまったく無頓着なところ。
顔色をうかがっているのなら、その顔色に反応して機嫌を取るぐらいしてもよさそうなのだが、
そうはならない。
単にそれはポーズだけの、自分を守る“ガード”のつもりをやっているだけだからだ。
「私は弱者です」「私はこんなに頑張っています」の見せつけ。
それは逆の「私はこんなに強いんだ」「私はこんなに偉いんだ」「私こそが正しい」をやる人とも
まったく同じ。どちらも人をムカつかせるだけ。
作った顔と声でこちらに「こう思ってもらいたい」をやられると、ウンザリする。
何を要求してやがんだ!と。

・・・とまあ、そういうことなんだよね。


以前から私は「声を届ける」の時、先生に再々、「目をむくな」と注意を受けている。
それも実は同じことなのだ。
目が大きいからとか、つい力が入るといった事ではない。
今回もペアの人に「目が怖い」と言われてしまった。
そのまま鏡を見て、そこにあった演技過剰な自分の顔にガーン。
アーア、可哀想なぐらいよく頑張っちゃってるよ。「私を認めて~」って。

確かにムカつくわ、この顔。
だけど自分だから距離を置くってわけにはいかないからね。
なんとかしてやんないと。

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