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叩いて頭が良くなるならば

中学生の長女が休日に友人数人と遊んでいた時、
じゃれて押し合いをしてふつかった壁だか手すりだかの汚れが服についた事がある。
白っぽい服についた汚れは赤錆混じりで、パタパタと手ではたいたぐらいでは取れない。
それを見て、「ゴメンね。服を汚しちゃって、ああ、どうしよう・・・」と、必死に謝る友達。
別に一緒に遊んでてこうなったのだから友達のせいではないし、洗えば薄くはなるだろうから、
「いいよ、いいよ」と娘が軽く答えると、
「でも・・・アリスがお母さんに怒られるでしょう?」とひどく心配げ。
「えっ、服を汚したぐらいで怒られないよ」と言うと、
その子だけじゃなく他の子みんな、
「アリスのお母さんは服を汚しても怒らないの~?!優しい!!」と驚いたという。
普通は服を汚したりなんかしたら、こっぴどく叱られるものなのだそうだ。
口をきいてもらえなくなったり、ご飯抜きになったり。
だから皆、服を汚すのをものすごく怖がっている。
いつかは小川に裸足で入って遊んだ際に、一人の子がスカートのすそを濡らしてしまって、
「お母さんに怒られる」と泣いたこともあった。
家でその話を聞いて「なんで?それくらいで怒ったりしないでしょ」と笑ってたのだが、
実際に怒られたようだ。
みんな、お洒落できれいな服を着ているので羨ましく思っていたが、
そんなにも汚さないように気をつけなくてはならないなら大変そう。
なので「うちでは安い服しか買わないよ」と言ってある。
娘もそれでいいらしい。

それにしても、最近はつまらないことで子どもを叱る人が多いように感じる。

先日聞いた話では、テストの点や成績の事でよく怒られたり喧嘩になったりするのだとか。
成績が悪かったら、
「どうしてこんな点なの?!ちゃんと勉強してないからでしょ!」とえらい剣幕で怒り、
毎日毎日「勉強したの? 勉強しなさい!!」と尻を叩き続ける。
ほとんどの子が塾に行くか、家庭教師が来ているかしているが、
それでも親の思うようには成績が上がらないため、
「次の試験で〇点以下だったら塾の時間を増やすか、もっと厳しい所に行かすからね!」
と発破をかけては、これ以上時間に追われる生活をしたくない子どもが反発をするといった具合だ。
感情的にガミガミやられたら、子どもだってカッとする。
言い返し、言い合いになった時、親が手を出してくることもよくあると聞く。

「親ってウザいよね。すぐ塾に行けって言うし、叩いてくるし」と一人の子が言うと、
「ウチも、ウチも」と皆そんな感じらしい。

娘が「私、叩かれた事ないんだけど」と言うと、一斉に「ええ~~、ウソ~~!」と驚かれたそうだ。
「一度も?」
「いや、小さい頃にはあったと思う」
「最後に叩かれたのいつ?」
「うーん? たぶん3歳ごろかな?」
「ええ~~~!」

私は別に子どもを叩いちゃいけないと思ってもいないし、叩かないと決めてるわけでもないが、
確かにあまり子どもを叩くということはしていないかもしれない。
それはなぜかというと、叩く必要がないからだ。

子育てや教育に於いて、体罰を用いてしか教えられない事はある。
それは、身の危険と、してはならない事を教え込む時の二つだ。
子どもを守るため、死ぬかもしれない、大怪我をするかもしれない可能性からは
徹底的に遠ざけなければならない。
だから幼児期に痛みを味わわせ、恐怖を本能に叩き込む。
小さな子はまだ何もわからないのだから可哀相なんて言ってはいられない。
わからないからこそ、感情をむき出しにぶつけ、身体で覚えさせるのだ。
また、物を盗む、嘘をつく、迷惑行為をする、弱いもの虐めをする、ルールを守らない等も
人間社会の中で生きていくためには決して許されないのだと
身に沁みてわからせておくのにも最適な時期があり、そこを逃すと後が長引く。

それ以外のことで、何を怒る必要があるだろう? 
ましてや、中学生にもなった子に何を叩いてわからせることができるのか、と不思議でならない。

子どもを怒鳴りつけたら、嫌いな勉強が好きになるのならやればいいだろう。
叩けば馬鹿が利口になるのなら、子どものために叩いてやるという理屈も成り立つ。
しかし、叩けば叩くほど頭が良くなったり、反抗的な子が素直になったりなんてことは絶対にない。
「成績が悪い」ということと、「子どもを叩く」ということに、
何の関連性もないということがわからない親は、失礼な言い方ではあるが、頭がものすごく悪い人だ。

その頭が悪い親の子どもだから、勉強ができなくても当然といえば当然だろう。

それなのに、親は自分の頭の悪さを改めもせずに、子どもにだけ「賢くなれ」と要求する。
理不尽にも程がある。

そもそも、何のために子どもにそこまで勉強をさせたいのだろうか。
将来、子どもに裕福でレベルの高い暮らしという「幸福」を得させてやるため?
それは嘘だ。
勉強しても成績が良くならない子の気持ちなど何一つ思いやってもいない「今」がその証拠。
本人が努力しているのだから、本人が一番辛いのだし、将来への不安も本人のものだ。
叩く親は、頭の良い子を育てた成功した親になりたいのに、
子どもが言う事をきいてくれないから夢が叶わないと癇癪をおこしているだけのエゴの塊だ。


PTAで他の親と話していても、似たような事を言う親がいる。
自分が叩く親だということを口に出す人はあまりいないのだが、
「テストの平均点が〇点以上だったら欲しがっていたゲームを買ってやると約束した」とか、
「成績が悪かったら、友達と街に遊びに行く予定はなしにさせて勉強させると脅している」とか、
そういう話はお天気の話ででもあるかのように普通に飛び交っている。

聞いていると、たまにこちらの感覚がおかしいのだろうか?という気にもなったりもすることもある。
もちろん、だからといって変えようという気はさらさらないのだが。


娘が友達に聞かれる。
「クラストップの成績とるには、一日に何時間ぐらい勉強するものなの?」
娘は答える。
「自主勉は、試験週間だけちょっとするぐらいで、普段は宿題しかしてないよ。塾も行ってないし」
「えっ、それでどうしてそんなにいい点がとれるの?」
「授業を真面目に受けてればそれだけで十分でしょ」
「・・・・ムカツク・・・・・・」

学校の成績の悪かった私だから、ムカつく子の気持ちはよーくわかるけど、事実だからしょうがない。
「だってさぁ、頑張っても成績が上がらないと言ってる子達は授業をちゃんと受けてないんだから。
 寝てたり、他の事をして遊んでたり。それで授業がわからないから面白くないなんて当たり前だよ」

正論すぎるほど正論だけどね・・・。
これでよく友達なくして、クラスで爪弾きとかにならないもんだ。(笑)

コメント

非公開コメント

No title

>それ以外のことで、何を怒る必要があるだろう? 
>ましてや、中学生にもなった子に何を叩いてわからせることができるのか、
>と不思議でならない。

!!!
てっきり小学校低学年くらいのつもりで読んでましたが、中学生でしたか!
お気に入りの服が汚れて本人が怒るんじゃなくて、親が怒ると?

ただ、自分の中学時代を振り返ると、似たようなものだったかも。
家庭と学校・部活の板挟みにあって、どこにも自分を出せなかった、暗黒時代でしたね~。(>_<)

まあ、叩くといっても、本気で叩くわけじゃなくて、
ネコパンチならぬオバパンチ(失礼!)なんでしょうけどね。(^^;)

叩くだけじゃなく、主体性を奪う行為というのは、ウザイですよね。

わたしの人形は良い人形

>てっきり小学校低学年くらいのつもりで読んでましたが、中学生でしたか!
>お気に入りの服が汚れて本人が怒るんじゃなくて、親が怒ると?

小学校低学年も中学生も、親の接し方は変わってないのかもしれませんね。
自分で洗濯させたらいいのに。

それにしても、口をきかないとか、ご飯抜きとか本当にやる人がいるとは。
「心理的虐待とネグレクトですよ」と教えてあげたい。(笑)

>まあ、叩くといっても、本気で叩くわけじゃなくて、
>ネコパンチならぬオバパンチ(失礼!)なんでしょうけどね。(^^;)

強くでなくても、叩くことで反抗を抑えて言う事をきかせようとする親は
子どもを納得させられる言葉も意志も持っていないということですから、
尊敬は得られないと思います。
また子どもも、牛や馬のように軽々しく叩かれる自分が大切にされているとは
とうてい感じられないでしょう。
「寂しい」気持ちが強い子どもが多いのは、そのせいじゃないかな。

>叩くだけじゃなく、主体性を奪う行為というのは、ウザイですよね。

これが人間関係の基本になるわけですから、先々、難しいでしょうね。
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