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人生の素敵なことは

「人生の素敵なことは、だいたい最後のほうに起こる。」

昨日、夕食後の団欒の時間に何気なくテレビをつけたら、
ある番組で以前放送中止になったというCMを紹介していた。



とても良いメッセージだと思った。
これは、「屋上の少女」というタイトルのエイチアンドアイという出版会社のCM。
第45回ACC CMフェスティバルACCブロンズを受賞しているだけあって、
構成がしっかりしており“見せる”作りになっている。

しかし、「おとぎ話をパロディにするなんて不謹慎だ」という苦情が殺到して、
わずか4ヶ月で打ち切りとなったという。

おかしなものだ。

こんな偽善的なものが評判が良かったりするのに。


これについての私の見解は以前記した「あなたが大切だ」についての嘘とマコトにある。

誰だって死にたくはない。死ぬために生まれて生きてきた人など一人もいないはず。
それでも時に死にたくなるほど辛いこともある。

その抑止力に、自殺を罪とするという方法を考える人もいたりするのだが、(参考:死に至る闇に飲まれるな!)
それはまた短絡的な極論であり、実際に有効なのかどうか以前に弊害の方が大きくないかといった疑問もある。

なにしろ、自殺を考えている人の心理状態は追い詰められており、
未来は閉ざされ、世界はすべて敵のような気持ちになっている。
死んだ後の心配ができるのはまだ余裕がある状態だ。

恐怖に更なる恐怖でしばりをかけて思いとどまらせることで状況が変化していくのを待つといった方法もあるが、
それより、ほんの一筋であっても希望の光を届け、明日への糧にできるよう働きかける方が、
死の淵から遠ざけ心を回復させるためには、よほど効果的ではないだろうか。

そうした意味で、この「屋上の少女」は心に訴えかける力を持ったとても優れた映像だ。

だから「不謹慎だ」と抗議した人達が不思議でならない。いったい何を考えて苦情を寄せたのだろう。

その人達には死にたいと思った事は一度もなかったのだろうか。
「あの時死ななかったから今がある」ということに感謝する事はないのだろうか。
辛かった昔の自分に、「生き続ければ絶対に幸せになれるから頑張れ」と伝えたいと思ったことは?

大好きな童話の世界を守りたかったのか、自殺はもっと堅く暗く深刻に扱われるべきとの信念があるのか、
はたまた、この会社が嫌いなだけか、公共広告機構のライバル潰し(笑)なのか全くわからないが、
物事の本質を理解せず、自分の思いだけで主張を通す人というのはどこにでもいるものだと残念に思う。

平穏無事な人生を送る人などほとんどいない。
誰しも何らかの不幸にみまわれ、苦悩を抱えて不安の中を手探りで歩いている。
それでも、人生の後半に振り返って思うのだ。
あの時があったから、今の自分があると。
自分が作りあげたものが存在し、育てたものが大きくなり、関わったものが広がっていくのも、
すべて生きてきた証し。
投げ出さずにいて良かったときっと思える日が来る。
それを経験者が伝えることが、若者に道を示すということ。

誰しもが持つ自分だけの物語。
屋上の少女にハッピーエンドを教えたくない人たちは、
もしかしたらまだ物語の前半で立ち止まったまま、恐怖を握りしめているのかもしれないね。

コメント

非公開コメント

No title

ぽあんさん、こんにちは。

「屋上の少女」これは面白いですね。
話の筋道がはっきりしていて、わかりやすい。

「命を大切に」の方は、イメージ優先ですね。
感覚に直接訴えてくるから、わかりやすい。

私は「屋上の少女」が好きで「命を大切に」は嫌い。
でも、その逆の人も多いだろうなぁ、というのも、わかる気がします。

自分で気づくことで、自分で生きていこうとする人もいれば、
他人に助けられることで、共に生きていこうとする人もいます。

自分の住処を作って、そこを拠点に生活する人。
他人と群れを作って、あちこち流れて生活する人。

結局は、棲み分けの問題なんじゃないかなぁ。
最近、Twitterを見ていると、そういうことを強く感じます。

お互い、食ったり食われたり。人間社会の生態系。
ウツボがイワシの心配しても仕方がないし、その逆も意味がないですよね。

気づきのヒントとして

K-Hyodoさん、こんにちは。

>自分で気づくことで、自分で生きていこうとする人もいれば、
>他人に助けられることで、共に生きていこうとする人もいます。

「命を大切に」も、私が嫌いだからというだけで、あってはならない悪いものとは思いません。
これで気付かされたという人もいるし、もしかしたら良い方向へ何か変えられたかもしれない。
それならなによりです。

ただ、最近、ひきこもりや不登校の問題で支援されている方達の実際に感じていらっしゃることの
お話を聞く機会があったりして思うには、同じものを見たり聞いたりしても、結局は受け取り方なんですよね。

「子どものためにと教えられた通りに自分は変わった。あれもしてやってる、こんな話もしてやった。
 でも、反応が薄い。反抗的態度は改まらない。学校に行ってくれない。リストカットをやめない。
 何を考えているのかわからない。これ以上、どうしたらいいのか!」
なんてことを言うんですよ。アホたれな親は。

そういう人にはむしろ害だろうし、そういった事に気づきもしない人達が多数派の中で、
きれいな言葉と引換えに期待に応えるべくして生きていかなければならないとしたら余計に辛いと思うんですよね。

ま、私はひねくれ者だからそう感じるだけかもしれませんが。

でも、「屋上の少女」はいいですよね。
アンジェラ・アキの「手紙 拝啓~十五の君へ~」もベタだけど好き。歌い方以外は。

生態系

>ウツボがイワシの心配しても

そうそう、
この社会は弱肉強食と言われますが、実はちょっと違ったりします。
一方的ってことはなくて、お互い様のいわば「食物連鎖」。

そして強者がずっと強者のままでいることもなくて、ちょっとしたことで弱者側になりますし、逆もあります。
だから、何でも自分に関係ない事はない、と私は考えます。
プロフィール

ぽあん

Author:ぽあん
広島在住。
のんびりとやりたい事だけして
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座右の銘は「ケ・セラ・セラ」。

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