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新たな悪が生み出された瞬間

娘と同じクラスの不登校気味の子は、やはり運動会に来なかった。

二学期に入って登校したのは、3、4回ぐらいだろうか。
そのたびに、つまらなそうに「あーあ、来るんじゃなかった」と言い、翌日休む。
ほとんど毎日のように学校前までは来ているらしいのだが、入らないで帰る。

運動会の前日は登校して来ていたのだが、女子の間でトラブルがあった様子。

何人かで集まってワイワイと雑談していた時、一人離れた所でポツンといるその子に、
誰かが「ねぇ、こっち来ない?」と声をかけた。
それは担任から「気を配ってあげてください」と言われていたからかもしれないし、
そんな事は関係なく、ただ単に誰にでもするように、なんの気なしにだったかもしれない。
だが、不登校の子は嫌な顔をして睨んできたという。
それで声をかけた方からすれば「何なん?その目は!」ということになる。

最初は誰も嫌っていなかったのに、嫌われるようになったのはそういう事の積み重ねだ。
「虐められるから」と休みがちになった子に対し、
何もしていないのに「どうしてこんなふうになったのか」と何度も事情を聞かれ、
「優しくしてあげてください」と加害者のように先生方から言われ続けたクラスメイトたちは
既に腹立ちの種火を抱えている。
そこに油が注がれた格好だ。

そして、掃除時間。
それぞれが自分の持ち場を掃除している中で、例の子だけがやはり何もせずにボーッと立っていた。
周囲の子達の苛立ちも限界。
「どうして掃除せんの?」 「そんなんじゃけぇ嫌われるんよ」
キツイ言葉が浴びせられる。
そんな中、一人の子が「そんな事、言わん方がええよ」と制止。

「だって・・・、そんな事言ってたらまた、 “ヒゲのオジサン”が来るよ!

ドワッと笑い転げる女の子たち。
“ヒゲのオジサン”こと彼女の父親は、その思い込みの激しさで
虐めっ子と決めつけた子を吊るし上げようと教室近くに出没することで有名なのだ。
とうとう、不登校気味の子は泣き出してしまった。

その翌日の運動会、彼女は父親の車で学校まで来ることは来たが、中には入れなかった。

以下、“ヒゲのオジサン”と私の朝の会話。

「うちの子、学校が近づくにつれ顔が白くなって、どうしても車から降りれんのじゃ」

「そうですか。昨日、具合が悪そうだったようですね」

「いや・・・、具合がというより、ちょっとねトラブルがあって、ずいぶん堪えているようなんだよ」

「ええ、何があったかはだいたい娘から聞いています」

「もう・・・ね、今の担任では無理じゃと思う」

「担任のせいではないですが、どうにかしようと他の子に『仲良くしてあげて』と言えば言うほど、
 虐めてもいないのに加害者扱いされたようで反感を持つということはあるでしょうね。
 その不満が本人に向いたとしても、それは虐めでもないし、誰が悪いわけでもないと思いますよ」

「うん、悪い子はいない。それは確かだ・・・・・、あの先生ではよう仕切らんというだけで

とうとう、担任の先生が悪い、ということにされてしまったようだ。

苦しんでいる被害者だから娘は悪くない。
しかし、クラスメイトも悪くない。
長年、虐めっ子として憎しみの的にしてきた子もいよいよ関係ないようだ。
となると、悪いのは指導力不足の教師だということにしないと収まりがつかない、ということか。
どうしても誰かが悪くなければならないのだろう。

誰か、娘さんを泣かせた本当の人物の正体を教えてあげてくほしい。

この苦しみ続けながらあらゆる方面で悪戦苦闘している心優しき“ヒゲのオジサン”に。


さてさて、これから先、一波乱も二波乱もありそうでコワイなぁ。
校長先生、すみません。。。。

コメント

非公開コメント

突然お邪魔します

はじめまして。「不登校」を検索ワードに入れていろいろと見ていたら、ぽあんさんの日記に辿り着きましたv-258
コメントができるようになっていたので、コメントさせていただきます。ご迷惑でしたら、消してくださいね。v-218
タイトルにすごく自分の経験と周りの環境がリンクしたんです。
日記に出てくる「ヒゲのオジサン」こと、女の子のお父さんだけでなく、誰か何かを悪者にしないと耐えられない人が多いのかもしれませんね。でもその悪者候補には自分が入ってなかったり・・・あえて自分からは眼を逸らしていたり・・・
娘さんの同級生の女の子、学校に行きたくても行けなくなってしまったんでしょうか。顔色が悪くなるぐらい我慢して校門の前まで頑張って来て入れない・・・とてもつらいでしょうね。学校を休むことは簡単なようで実はとても勇気のいることだと思います。勇気を出して学校を休む女の子。毎朝、いろんな葛藤と戦っているんでしょうか・・・
一番身近なご家族の方に少しでも思いが語られているといいんですが。そしてそれをきちんと受け止めてもらえているといいなと思いました。
長々と感想コメントですみません。
失礼しました。v-22

辛さの原因

みふさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
「不登校」で検索される方は多いようですね。それだけ悩んで答えを探している人がいるということでしょうか。

さて、みふさんは、この記事のタイトルがご自身の経験の周りの環境とリンクしたということですが、問題の解決方法を誤っている場合は、たいていこのようにこじれていることが多いようです。
不登校に限らず、非行、虐め、家庭内暴力、リストカット、薬物・アルコール・異性・ギャンブル各種依存・引きこもり・・・、
その原因は、社会や学校や虐めっ子や貧困や、何でもかんでも「これが悪い」と言えば誰も「絶対にそうではない」とは言えないわけで、どんなものでも成り立つのだけれど、子どもが一過性ではなく長く苦しみ続けているとすれば、本当の原因は明らかです。
でも、当人は気づかない。そんなもんです。
不登校の子の不登校は小学校時代からずっとだし、周囲もざんざん振り回されてきたから、真剣に考えても無駄という空気にはなっています。嘘も多いし。(理由はあるとは思いますが)

>一番身近なご家族の方に少しでも思いが語られているといいんですが。
>そしてそれをきちんと受け止めてもらえているといいなと思いました。

ヒゲのオジサンは娘さんに無理強いはしませんし、根気強く話も聞いてやっているようです。
そして自分自身も昔の仕事人間だった事を反省して、子育てや教育に関心を持つ方向に変わる努力もされています。
あらゆる手段を使って、子供を守り、環境を良くしようととても頑張っている。
それは正しいのだけれど・・・・・・悲しいことに、明後日の方向にズレまくっているんですよね。

まあ、難しいです。
本当に、悪い人なんて誰もいないんですから。

よろしければ、みふさんがどう乗り越えられたのか、あるいは模索途中なのかもしれませんが、体験をお聞かせください。

No title

お返事ありがとうございますv-22
悪い人はだれもいない・・・ほんとにそう思います。
私は、不登校の生徒さんとかかわる仕事を以前していました。
そこで、不登校の生徒さんとかかわるのと同じだけ、ご家族の方ともお話をしたり気持ちを聞かせてもらったりすること、まずはご家族の方が変わらないとご本人も変われないということを学んだように思います。
ヒゲのお父さんは自分が変わろうと努力され始めておられるとのことで少し嬉しく思いました。明後日の方向に行ってしまっているのは、お父さんが一人で模索しながら「?」がいっぱいある中でかかわられているからなのかな?と少し思いました。お母さんと話されたり、友人の方に相談されたり、同じ悩みを持つ保護者の方と語り合う場があったり・・・
最近では、不登校の生徒さんを持たれる保護者の方が集まる小さなコミュニティも増えてきたようです。ぽあんさんの地域はどうですか?
以前、かかわらせていただいた生徒さんのお母さんから聞いた印象的な言葉があります。「娘が不登校になったことがいいきっかけになった。親子でこんなにも話したり過ごす時間は、娘が不登校になっていなかったら持っていなかった。やっと分かり合えたような気がします。」 その時に、学校に行けるようになることを目指すのではなく、学校に行きたくても行けない生徒さんの気持ちを汲み取り、理解し、一緒に悩むことなんだと思いました。結果として、学校に戻れたり、転校して新しい学校に行けたりすることが付いて来るのかなぁと思いました。でも、時間もかかると思います。時間がかかると周りは焦ってしまいますが、思春期の子どもさんの抱える悩みはそれだけ大きくてつらいことなんだと思います。
自分の経験とリンクしたのはこういった経緯があったからです。

人の心の悩みなので、全く同じ解決策はないのかもしれませんが、共通するもの、一番大事なことは同じだと思います。人生悩みなくして進むことは不可能ですが、できれば、「学校に行って良かった」と今じゃなくてもいつか思えるようになってもらえたら・・・と思っています。
まとまりなく、長々と書いてしまいました。失礼しました!

空振りのワケ

みふさん、お返事ありがとうございます。
そうですか。不登校の子どもさんと関わる立場の方でしたか。
人は一人で生きていませんから、やはり人との関係、特に家族との関わりが大きく左右するのでしょうね。
不登校サポートの会の方のお話とかお聞きすると、「私の育て方のどこが悪かったんでしょうか?」という質問をされる親御さんは、まず、自分が悪いとは思っていないということです。
その点、「ヒゲのオジサン」は、自分が何かできることはないかと動く分まだ良いようにも思えますが、実際は・・・・周囲が困るんです。
あまり詳しくは書けませんが、思い込み激しくて空気が読めないので、動けば動くほど嫌われます(特に他のお母さん方に)。
そして極端な行動を取りたがって危なくてしょうがない。
本人は悪気はまったくないから、それに気付いてないのも痛くて痛くて。

>お父さんが一人で模索しながら「?」がいっぱいある中でかかわられているからなのかな?
その通りです。母親は今はまったく学校に出てこられませんし、周囲はもう、出来る事はしてきています。
ヒゲのオジサンは、他人の話を聞きません。自分の思いが膨らんでいるから、いくらでも話してはくれるのですが。

>最近では、不登校の生徒さんを持たれる保護者の方が集まる小さなコミュニティも増えてきたようです。ぽあんさんの地域はどうですか?

市のそういった場所はあります。ただ、ここの学校は不登校対策に力を入れているので、多くの専門家の方々の協力体制が組まれています。
心の相談室の先生もいつでも相談に乗ってくれます。しかし彼は扉を叩かない。
頑ななのは、人の優位に立ちたいからのような気がします。特に女性を差別している所もチラチラ見えますし。

娘さんの不登校は小学校二年生の時に端を発しています。
その時、やり方を間違えなかったらこうはならなかったのではないかと思います。騒ぎを大きくして悪者のつるし上げをした結果が今です。
そしてまた同じことを中学校でもやろうとしているので、こちらとしても、娘さんの心の辛さを思いやるより先に、他の子ども達への影響や先生方に被害を拡大しないようにということを優先せざるを得ません。

私は、「何より娘さんの辛さをどうにかしてあげるのが先」と何度も何度もお話をしてはいますが、「うん、そうだよ。だから・・・しているんだ」と出てくる言葉がもう、明後日の方向だったりしますから。

と、こちらもとりとめもない話になってしまいましたが、まあ、簡単ではないです。
プロフィール

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Author:ぽあん
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座右の銘は「ケ・セラ・セラ」。

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