裁判用状況説明書作り

年末の記事「職場の人間関係」で、クビになったと書いたS、なんと、裁判を起こしてきた。

「不当解雇」 だそうだ。

不当も何も、以前の記事では詳しく書かなかったが、
奴が仕事をしないからクビになっただけだというのに。

なにしろ、就業時間内に工場内をうろついては、携帯から私用電話を頻繁にかけたり、
他の部所の人達に個人的な話をして機械を止めさせるようなことを続けてきたのだから。
整備を怠って機械は壊すし、壊したものを黙って隠して、どうにもならなくなってもトボケて逃げる。
上司の注意も命令もきかない。「無理です。できません」と平気で言って努力もしない。
わからないことも聞きに来ない。
用もないのに早朝からタイムカードを押しに来て、機械のスイッチを入れただけでボサーッとしてて、
時間外労働の手当てだけ持っていこうとする。
重機に乗って昼寝をしてたという目撃証言もある。
何度も何度も「改まらないようならクビだ」と言われ続けて、それでも変わらず、
他の従業員のプライベートにも迷惑をかけるようになったので、解雇されたのだ。

解雇といえども普通は1ヶ月前に言い渡すもの。
だから、通告されてから1ヶ月は働く権利があるのだが、
奴は「こんな所で働きとうない!」と帰ってしまい、それっきり。

そして、その足でハローワークに行ったらしい。失業手当をもらうために。

常識ある社会人なら誰でも知っている事だが、失業手当は「一身上の都合」で辞めた場合、
下りるまでに3ヶ月かかる。
奴がその事実を50何歳かで初めて知ったのなら、これまで半年以上もった会社がなかったということか。
とにかく、「これはマズイ」と思ったSは、
自分の都合で辞めたのではなく、会社の都合で辞めたのならすぐに失業手当が出る、と考えた。
そこで何をしたか。
経営者で雇用主である会長に話をしても当然聞いてもらえないのはわかりきっていること。
なので、会長の息子のボンボン社長を使う算段を立てた。

翌日、会社に来て、従業員達に退職のあいさつ回りをする振りをして社長に接近。
しかし、会長が聞きつけて偉い剣幕でドヤされたので退散。

次に社長の携帯に執拗な電話攻撃。
着信拒否をされてつながらなくなれば、知り合いの携帯を借りて連絡。
うっかり出た社長に、「おどりゃー、すどりゃー」で脅しまくり、ファミレスに呼び出して、
ハローワークに提出するための、自分の思い通りの解雇理由を書かせた。

「私、〇〇会社の代表取締役社長 〇〇は、〇〇〇〇さんの退職が、本人都合ではなく、
 会社都合であったことを証明いたします。
 〇〇〇〇さんは、真面目で勤勉な人柄で、実直に骨身を惜しまず働く彼の活躍により、
 当社の業務は非常にスムーズに運び、多大な収益を得ることができました。
 会社としては、彼のような優秀な人材には長く勤めていただいて、
 これからもその能力を存分に活かして頂きたいところではありましたが、
 この不況の折、当社の経営状態も苦しく、人員削減のため誠に残念ではありますが、
 退職をしてもらうこととなりました。
 彼は実に素晴らしい人間ですので、次に雇用をお考えの企業様には
 どうか優遇していただけるよう、よろしくお願いします。」

と、まあうろ覚えだがそんな感じの、一目見て「気持ちワルッ」と感じるような、へ~んな文章を。

Sは、それを持ってハローワークに行った。
だから、ハローワークからすぐに電話がかかってきた。
「お宅は人員削減をしてるのに、ハローワークに求人を出してるのですか?」と。

それで会長の知るところとなり、Sの嘘はばれた。
ばれないわけがないわな。
いくらお役所仕事だといえ、ハローワークの人もバカじゃない。

ついでに、解雇に至るまでのSの所業までバレバレになってしまったものだから、
就職の斡旋も無理となり、余計窮地に追い込まれたSが、ない頭を絞ったのか、
悪い低脳仲間にそそのかされたのか知らないが、解雇理由を書いた社長を相手取って、
「会社都合で落ち度のない人間を辞めさせた」と不当解雇の訴訟を起こして、
少しでも金を毟り取ろうという計画を立てたらしい。

どんなに馬鹿げたくだらない訴えでも、裁判にかけられたら、
こちらには、それが事実無根であるということを証明する義務が生じてくる。

そこで、社長と会長と各従業員のSの退職に至るまでの経緯と、それ以降の出来事についての
状況説明書をまとめるという仕事が私に回ってきた。

本来の仕事ではないのだが、こういうのは、私は得意中の得意だったりする。
物事は何でも大げさに大げさに表現するのが大好きだからだ。
1の事実をそのままに、10にも100にも印象付ける仕掛けをちりばめて、
淡々とした文章の中に相手がどんなに悪い奴か、こちらがどれだけ情に熱く正直者かということを
サラリと織り込んでいく。

あまりに面白い仕事だったのでノリノリで仕上げたら、打ち合わせの時に弁護士さんから
「これ、本当に社長さんや、会長さんが書かれたんですか?
 非常にうまくまとまった文章なのでこのまま裁判資料に使わせてもらいます」と言われたらしい。

相手はきっと驚くことだろう。
どえらい大げさになってしまった、反論のしようのない事実で追い詰められて。
奴に事実無根の証明は、とうてい出来ないはずだ。


小ざかしいエゴだらけの脳みそも、たまには物の役に立つ、という話でした。チャンチャン♪

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