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はだ色

人権の講習会を受けた。人KENまもる君

別に興味もないが、これも役のうち。

講師の人が色紙を見せる。
「この中で『はだ色』はどれですか?」

ああ、そういうことか、とピンとくる。


「人権」と来て、「はだ色」と来れば、人種問題に関連すると、
私でなくても、そこそこ年齢を重ねた大人なら勘付く人も居て当然だし、
何期も人権に関係する仕事をしてきた人なら、よーく知っていることだろう。

「これが『はだ色』だと思う人」
と見せられる、黒、茶色、ベージュ、黄土色の色紙。

何人かがサッと全部に手を上げて、半分ぐらいが戸惑いながらベージュに手を上げる。

私は、ベージュにだけ手を上げる。

「実は、これ全部、『はだ色』なんですよ。いろんな肌の色がありますから」と講師。

そこで私は、「まあ! そう言われればそうですね!」などと感心してみせる。
それが“普通の良い人”の反応だからだ。
「ああ、それ知ってる」では、嫌われる。
少し抜けてる方が、相手を気持ちよくさせて好印象ってわけ。
劣悪な環境で非常識な育ち方をしてきた私の、これが世間に紛れる処世術。


本音を言えば、こんなものが人権に関係するとは思ってはいないのだが。

なぜなら、人種による『肌の色』と色彩の『はだ色』は別物なのだから。

『はだ色』は、単に色の名前だ。
黒も茶色も黄土色もみんな『はだ色』だったら、混乱してどうしようもなくなるだろう。
それでは、ということで、そのうち『はだ色』という言葉自体を失くす方向に行くのだろうか。
『チビ黒サンボ』がなくなったように。

土人、エスキモー、インディアン、シナ、これらは今は使ってはいけない言葉になっている。
私がイラストレーターだった頃、漫画の指を3本とか4本に省略してもいけなかった。
横を向いている顔でも、きちんと両耳を描くように指示され悩んだ悩んだ。
ある地域で指が4本しかないと言われてきた人達が傷つくからだそうだ。
片耳しかない障碍者が傷つくからだそうだ。

百姓、乞食、人夫、おし、つんぼ、めくら、みなしご、片手落ち、きちがい、等など、
昔から普通に用いてきた言葉で、今では使ってはならないとされる物は数多くある。
それらのそもそもの語源も知らずに「差別用語」だと決め付けられたせいで。

こんな使ってはいけない「差別用語」というものを作った人たちこそが、差別主義的に思えてならない。
障碍のある人や弱者を、特別に労わる対象として健常者と分けているのだから。

言葉は単に言葉にすぎない。
使う人に差別の意図がなく、受け取る側もそんな受け取り方をしなければ、問題はどこにもない。

「傷つけるかもしれない」と過剰な配慮をすることこそが、相手を見下している差別ではないのか。

健常者同士の親しい間柄の中では「お前、馬鹿だな」と笑い合えても、
知的障害者相手では、軽い雑談でも絶対に言わないように気をつける。
それが、本当に思いやりか?

そんなこんなを考えはするけれど、大きな社会の「常識」という長いものに巻かれていないと
“普通の良い人”ではいられないので仕方なく私は流されている。


それにしても、『はだ色』に黒、茶色、ベージュ、黄土色全部が含まれるなら、
『ばら色』はいったい何色になるのだろうか?
ピンク、白、赤、黄色、最近では紫とか7色のバラも作られるとか。
『みず色』は?
『そら色』は?


言葉とは、単なる音声の組み合わせであり、それ自体には意味は無い。
使う人の頭の中にある概念と結びついて初めて意味を持つ物。
多くの人に共通して認識されることで通じ合えるツールだ。
差別用語は、どうも、その共通認識に違う意味をこじつけて攪乱させる目的の元に
作られているのではないかと思えてならない。

踊らされるのはいつも、善良な人たちだ。

(参考:“差別用語”と呼ばないで)

コメント

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No title

ぽあんさん、こんにちは。

人権で肌色となれば、ニヤリとなりますよね。
本来、たくさんの色があるなかで、特定の色を識別するために、
便宜上それっぽい名前をつけているだけなんですけどね。
確かに、厳密さを追求するのであれば、曖昧な表現の名前も多々ありますが、
そういう用途には、ちゃんと色のコードがありますし…。
人権擁護の人達は、肌色を#FEDCBDとでも言えば、満足するのでしょうか?

ボトムアップ式に考えれば、いろいろあって当たり前なんですが、
それをトップダウン式に考え過ぎるあまり、現実との剥離が起きて、
多様性の持つ柔軟さを見失ってしまうんでしょうね。
そういう意味では、人権問題も原発の安全神話も同じですよね。
人権を擁護するためには、人権が侵害されていなければならないわけで、
そのために、こじつけでも人権不安を煽らないといけないのでしょう。

道徳と人権

>人権を擁護するためには、人権が侵害されていなければならないわけで、
>そのために、こじつけでも人権不安を煽らないといけないのでしょう。

そうですね。「人権」というものを守るための「人権教育」という気がします。
「人」を大切にするのではなくて。

「人権」という言葉自体に、胡散臭いイメージが付きまといます。
変な活動家が多かったですからね。

この言葉は外国から輸入されたもので、もともと日本には無かった概念です。
で、根っこはキリスト教から来ています。
彼らにとって「人権」とは、神が与えてくれた物なんですよ。

だけど日本人にはそもそも、神と人との境はないわけで、
神は自然そのものであり、人はその中の一部。
全と個の区別すらなく、人は公のためにあるというのが、
脈々と受け継がれてきた道徳観でした。

どちらの方が精神性が高いかは、今回の大震災での人々の自制心と
助け合いの様子を見てわかる通り。

人権意識を高めるなんてことを考えるより、
日本人の持っていた正しい道徳観を取り戻すべきだと私は考えます。
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