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報復は幸せに繋がるか?

迎えの車の中で高2の次男とネットで見たニュースについての話になった。

虐めを受けていた男の子が耐えられなくなり、復讐して虐めっ子の腕をへし折ったら、
虐めをしていた人達はお咎めなしで、虐められていた子だけが退学処分を受けたというニュース。
それが息子は納得いかないと言う。

「やって当然だろ。人を虐めるような奴はクズなんだから、これくらいして思い知らさないと。
 なんでそれが悪い事になるのか」
と怒る。

詳しい内容はわからないが、どうも普通に喧嘩して運悪く相手の骨が折れたというわけではなく、
明らかに相手に傷害を負わせようとしてのかなり酷い暴行をしたらしい。
なので、
「叩かれたら叩き返すぐらいはよしとしても、やり過ぎ」と言うと、
「向こうの方が力が強くて数でやってくるんだから、こっちはそれなりに狙うしかない」と返ってくる。

「他に手立てはあったでしょう。暴力や脅迫や嫌がらせは法的な手段がとれるんだから」
「それが出来てたら事件にならないよ。誰も守ってくれないからこうするしかないんじゃないか」

「相手をやっつけて一時はスカッとしても、得る物より失う物の方が多いんじゃ意味ないじゃん」
「痛い目にあえば、もう手は出してこなくなるだろ」

「でも結局、法的にはこっちが悪いことになるんだよ。立派に傷害事件という犯罪だから」
「だから、それがおかしいんだって。虐めだって犯罪じゃないか」

「ひどい苦痛を受けていたとしても、犯罪的なことをすれば結局は自分が損なだけだよ」
「損得の問題じゃない!やり返したら思いを遂げられるんだからそれで満足だ」

「一時の復讐の達成感のために一生を棒に振ることになるんだよ。少年院で後悔するよ」
「いいや。やって後悔することはないよ。むしろ、我慢し続ける方が後悔するだろうよ」

「そんな虐めなんかするくだらない連中の為に、なんで自分が不幸にならなきゃいけないの」
「復讐を遂げられるんだから不幸じゃないよ。むしろ幸せな気分だと思うよね」

「あんたの様な考え方が宗教戦争の自爆テロになるんだよ。夢や未来を捨てる価値はないでしょ」
「信じる宗教の為に命をかけて本人が幸せなんだから、他人がとやかく言うようなことじゃない」
と、ここらへんにくると少々脱線気味か。

とにかく、
「自殺をするよりはマシだけれど、復讐は自分も損なうのだからダメ。やり方ってもんがある」
という私と、
「自分に害を与えてくる相手を徹底的にブチのめして思い知らせることができたら、
 後はどうなろうと自分はスッキリするし幸せなんだ」
と言い張る息子とは、折り合いがつかず平行線。

感情的には私も息子の気持ちはよーくわかるし、
理屈で言えば息子も私の言わんとすることはわかっているわけで、
これは、私たちが実際には体験していない「もしも」の話。
こんな、結論を出す必要のない会話が、親子間には結構重要だったりする。

子どもが何を大切に思い、どんな感情でどんな考え方をするのかを見るために。
親が常に何を優先させているのかを理解させるために。




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コメント

非公開コメント

No title

次男さんの気持ち、あたしも分からなくはありません。
故意であろうが事故であろうが、怪我をさせたらさせたほうが悪いってのは大人の考えで、子供の感情はそれでもおさまらないかもしれない。
でも、手を出して、誤って相手が死んでしまったら?
骨折だったから、軽症だったら、よかったのか?
あたしは、そんな話を子供達とよくしていますが(長女はすぐ手が出る子なので)、それはよくない、だから手を出すのはいいことではない、といった感じでしょうか、今は。

子供は(大人でもそういうときがありますが)、感情を理性で抑えられるほどの経験も知識もないし、うちはまだ小学生・幼稚園児ですが、大きくなるにつれて、コントロールできないほどの力だって持ってしまうでしょう。
ずるがしこい事をおぼえていくこともあるかもしれない。

どんな環境や能力であれ、
いじめられる側にも
いじめる側にも
なり得るんだってこと。
今はそんな風に教えてます。

その上で、やはり家庭でしっかりとアンテナ張って、子供達のちょっとした変化に「?」を感じられるようにいられたらいいかなって、理想ですが、思います。
そのためには、ぽあんさんのようにお子さん達とよく喋ることが大事かなって。わざと大袈裟にそうしようとしてしてらっしゃるようには到底思えないので(いえ、実はすごい努力の賜物でしたらごめんなさい)、自然体のぽあんさんの「ワザ」をちょいちょい盗んでおります(m_ _m)…盗めているのかな?

やり返し方を考える

ら~♪さん

「やられたらやり返せ」と、私は子ども達に教えてきました。
そうでなければ、嫌な事をやられっぱなしになるから。
相手が同じ事をされたくないと思うなら、二度と仕掛けてこない。
だからそれは双方のためになる、という考えは正しいと思っています。

でも、どこかの研究者が出した実験結果では、
人は1やられた事に1やり返しても報復感情(怒り)は治まらないそうです。
1.5倍とか2倍やってやっと「やり返せた」と満足するようにできてるとか。
すると相手は「そこまでやってない」と更にヒートアップする。
感情に任せているととんでもないことになりかねないので、知恵が必要なんですよね。
昔は喧嘩になると仲介人が両者に納得できるような提案をして、
しぶしぶながら従わせ仲直りさせたものですが、
それも双方が喧嘩は結局損だと気付いてるから落とし所となったのでしょう。
今は誰もが勝ち負け、優劣をはっきりつけたがる風潮なので(西洋的ですね)、
歯止めが利かないようになってきているかも。

だからといって、「何があっても絶対に暴力はダメ」とも私は言いたくない。
状況に応じて考えながら最善を探っていくしかないです。
でも、どういう考えに基づいて行動するのかを人に説明することができるなら、
そんなに無茶はしないんじゃないかな。
その力を身につけさせるために、こうした話し合いがある、というのは・・・後付けの理屈ですけどね。


「もしも」が現実になったとしたら、私は一緒に復讐の仕方を考えてやりたいです。
最適なやり返し方、思い知らせ方、どうやって痛い目をみさせるか。
こちらが悪くならないように裏で陰湿にとことん追い詰める方法でもいいし、
手段を選ばず徹底的に隠蔽する完全犯罪とか。(グロいので詳細は略)
深夜に頭にろうそく立てて、わら人形をカーン、カーン・・・
実際にやるかどうかは別ですが、きっとそういうことを考えるのは楽しい。

はい。私は子育てで努力したことはありません。
エゴまみれなので自然体ではないでしょうが、とにかく苦労は大嫌いなんですよ。
家族は、わがままとわがままのぶつかり合い。一番我慢してるのが夫。
だけど、イザと言うときには頼れるってのあるから、
息子が一人で悩んで他人の腕をへし折るかもしれないとは心配してません。

雪だるまの思い出

長女がまだ小学校入学前の冬、雪がたくさん降って積もり、それでも関東ではやはりなけなしの雪なので、旦那が長女とそれはそれはたくさん苦労して雪を集めて家の前に作った雪だるまがありました。
ある日、融けかかっていた雪だるまの頭を、蹴飛ばして去って行った小学生の男の子がいて、長女もあたしもそれをばっちり見てました。
長女は、とても悔しがっていた。
一所懸命作ったのに。まだ雪だるま、ちゃんとしてたのに。

そこであたしは、頭を何とか元に戻し、
その男の子はもう一度、帰宅するであるがためにもう一度ここを通るであろうと推測して、
怒った顔の雪だるまに、変身させておきました。

すると案の定、数時間後に男の子、通り過ぎ…ようとして、ものすごく血相変えて、走って逃げるように去っていきました。

長女は、確かに手が出ます。しつこく口で説明してもわからないから、と。
けど、暴力に頼らずやり返す方法もあるとその時しっかり学んだようで、今でも話題に上る「母さんが作り直した、怒った雪だるま」です。
そんなこんなで4年生。学校でも家でも、手出しは本当に減りました。

あたしは、我が子には骨ぐらい折って、人の痛み、人生での事故の痛みくらいはわかって欲しいなと思ってます。
だから暴力絶対反対ではありません。
何が最善なのかという方法を一緒に考えて行きたい、とあたしも思います。

不必要な暴力(親から子への虐待と思われるほどのもの等)は反対ですが。

あたしも、エゴまみれですよ。でも、信念はしっかり心に持っていたい。
それが間違っていると自分で思えば、改善したいといつも反省。でもなかなか…(汗)それでも理想は常に持っていたい。

うちは旦那がヒス野郎なので、それは困るんですよね。舅とソックリでイヤになっちゃう。でも、手はかなり出さなくなったかな~?
舅なんて、まだ幼い長女のお尻を、感情の赴くままに叩き続けたり、雪の中、裸足で上着も着せず外に放り出したこともありますから、今でもあれは一体なんだったのだろう?と???です。

だから、同居には絶対に戻れません(爆)、戻りません。

復讐の絆

怒った雪だるまはナイス!
懲らしめるというより、わかってもらったという、通じ合った感ありますよね。
悲しかったり、怒ったりは、相手がこちらを大事にしてくれてない時に感じる思いで、
復讐は実は「私の気持ちを理解しろ!」という働きかけだったりします。
上手に晴らしたいものです。

弱い者への不必要な暴力は、絶対にいけませんが、
これだってずっと深く根っこを探っていったら、解消できてない思いだったりするようです。
自分が小さい時に子どもらしく振舞うことを許されなかったから、
目の前の子どものちょっとした我侭やミスも絶対に許せないと怒りがわいてしまう。
自分が味わった辛さはすべての他人も味わうべきで、
そうでないと一人だけ不幸な不公平が今現在の辛さとして感じられる、という精神状態。
「俺の辛さをわかれ!」というこれも復讐なんです。
可哀想ですが、どうしようもないですね。

怒りん坊は、甘えん坊。
愛情を注ぎたい相手なら、ヨシヨシしてあげられるけど、
そうでないなら、遠ざけるのが一番です。
思い知らそうなんて考えることなく。
プロフィール

ぽあん

Author:ぽあん
広島在住。
のんびりとやりたい事だけして
暮らしています。
座右の銘は「ケ・セラ・セラ」。

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