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引き返す宙船

「コンプリートガチャ」

私の嫌いな要素がずらっと勢ぞろいしたようなゲームだ。

まず私は「ギャンブル」が嫌い。
「バーチャルアイテム」を集める趣味もなければ、
それを「コンプリート」する意味もわからない。
そもそも「オンラインゲーム」が嫌い。
特に「課金制」とか。
そして「ガチャガチャ」が嫌い。
これは「子どもに金を使わせる仕掛け」だから。
やる人たちの、
「レアアイテムがステータスになるという考え」が嫌い。
「ここまで金をかけたら当たるまでやるしかない」という引き際の悪さも。
「自分の時間とお金を無駄に使う馬鹿さ」が嫌い。

どれもこれも全部「依存の心理」が元だから。

今の子ども(若者)達が、こういったものに嵌り易いように育てられてきている以上、
起こるべくして起きた問題かもしれないと思う。


ガシャポン(カプセルトイ)は、ずいぶん昔から駄菓子屋にあった。
それ自体が悪い物ではない。
しかし、子どもが小遣いで一つ買うのではなく、
欲しいものが出るまで何個も買いあさるような使い方をしはじめた頃から変になり始めた。

子どもに制限なくお金をかける大人が増えたのは、たしか昭和バブルの少し前あたり。
「一人の子どもに6つのポケット」と言って、子どもがマーケティングの対象にされたためだったか。
高級ブランド服から高価な教材セット、ハイテク玩具、次々新製品、新流行が生み出され、
お金をかけるのが愛の証みたいなことになっていた。
そうした風潮に伴い、わがままで小生意気なガキも目立って増えてきたように思う。
家の中も外も同じに我が物顔。
公共の場で走り回り、地べたに座り、大人と対等な口をきき、自己主張をするといった。

丁度その頃、ガチャガチャの機械も増えたような気がする。
流行りの欲しいものが出るまで回し続ける子どもの集団をよく見かけた。
彼らが去った後、空のカプセルが大量に道端に転がっていたのも異様な光景だったが、
それより驚いたのは、欲しくない物がそのまま捨ててあった事だ。
一つの欲しいものを手に入れるために、お金を出して大量のゴミを作るのが平気になったのがこの頃。
カードゲームもそのあたりから。
玩具会社が仕掛けたゲームのカードを集め、レアカードは高額で取り引き。
子どもが欲しがるからと、1枚の紙切れに3000円も5000円も出してやる親もいた。

私はその頃広告業界真っ只中にいたが、
子どもを食い物にして憚らないような戦略を立てる企業の多さ、
そしてそれを何とも思わない社会を見るにつけ、日本の未来の暗さを予感したものだった。

その頃の若者、子どもが、今の若者、子どもの親世代になっている。

今回もまた、「モバゲー」や「グリー」といった、サービスを提供する側が悪いということにされている。
悪いシステムで若年層から金を巻き上げたように言われ、利用した側は「被害者」扱いなのだが、
本当にそうだろうか。

この社会の中に、こうした企業が存在して利益を上げることを許しているのは誰なのだろう。

存在しない価値に大金をつぎ込むような狂い方をする子どもを育てたのは誰だ?

法規制が入ろうが入るまいが関係ない。
この生き馬の目を抜くような世の中で、自分の財産、命を守れるのは自分しかいないのだ。

何十万円もかけるだけの価値があると納得して金を払うならいいが、
「射幸心を煽られて」などと言い訳する人間は、これからも何度も騙されることになるだろう。
手を変え、品を変え、同じような罠はどこにでもありふれているのだから。

人は「騙された」「損をした」と認めるのをとても辛く感じるものだが、
傷つくまいとすればするほど致命傷というのは、今回の問題からもわかる通り。

せめて、深みに嵌る前に引き返せるぐらいの意志は持ちたい。

コメント

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No title

ぽあんさん、こんにちは。

私もゲームは好きな方なんですが、海外のアクションゲーム専門です。
海外のゲームは、スポーツ的な要素が強くて、プレーヤー自身の
努力と成長というのが、ゲームの価値として認知されています。
なので、プレーヤーに対しては厳しいものが多かったりします。

それに対して、日本のゲームというのは、とにかく演出重視で、
プレーヤーに対して至れり尽くせりのサービスを提供しながら、
最後まで気持ち良くゲームを楽しんでもらおうという、
「お客様は神様です」的なものが多いように思います。

遡れば、プレーヤー同士が技を競い合うインベーダーから、
経験値と言う数字がモノをいうドラクエの時代になってから、
すでにゲームの「感覚」がおかしくなっていたと言えるでしょうね。

私は今、パチンコ店の清掃の仕事をしているんですが、
単なる演出で、ゲーム上何の意味も持たないボタンを
必死に連打する人達を見ていると、何とも複雑な心境になります。

同じゲーム業界でも、ひとつの文化として発展を願う会社もあれば、
単なる経済活動として食い潰そうとする会社もあったりして…。
その辺を、ちゃんと見極められるようにしたいものですよね。

虚構の対価

K-Hyodoさん、
私は反射神経が鈍いので、
インベーダーよりドラクエの方が好きかな。
修学旅行先の富士急ハイランドのインベーダーゲームで
お小遣いの1500円をスッたのは、いまだに自分で自分を許せない
後悔のトラウマです。(←さすがチビの親:笑)

パチンコも、昔はテクニックがあったんですけれどね。
今は出玉は全部コントロールされてるのに、どこが面白いんだか。

コンプリートガチャも、デジタルだから全部操作ですよね。
ベニーオークションと同じで、
金を使わせようと思えばいくらでも吊り上げられる。
そんな他人の手のひらの上で転がされて身包みはがされてるのに
気付かないなんて、どうしてこんなおめでたい頭の人が多いのかな。

ゲームの感覚がおかしくなったのではなく、
現実社会でのお金の稼ぎ方、使い方含めた、
人の生き方事態がおかしくなったのではないか、そんな気もします。
プロフィール

ぽあん

Author:ぽあん
広島在住。
のんびりとやりたい事だけして
暮らしています。
座右の銘は「ケ・セラ・セラ」。

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