ぽあん歩庵

イジメドラマ「ライフ」

子供たちが見ているテレビドラマを、時々見るともなしに目にし耳にしていた。
えげつないイジメがテーマの「ライフ」。

こんなのドラマの中だけで、現実にはまずないだろうなというのが感想。
この手の主人公の定番は、「耐える」と「隠す」。
ブチ切れて暴れて、大声で騒いで暴き立てて周り全部を巻き込んだら解決だ。
こんなもん。

ドラマだから、こんな展開でないと面白くないんだろうね、なんて話を子供たちにはしていた。

これが視聴率高く話題になっているらしいと知ったのはつい先日。
ネットで雑誌で新聞で、立て続けに「ライフ」についての記事を読んだ。
その中の一つに、今イジメを受けている子の意見があった。
自分も辛くて死にたいと思うことがあるが、ライフを見て「あそこまでは酷くない」と勇気をもらった、というもの。

現実と混同してる人もいる。
それは当然だったかもしれない。
なにしろ、人生経験の浅い、世界の狭い子供のことなのだから。
こんなものに共感してしまうぐらいの。

今、そんなことも踏まえてドラマを見ていて、堪らず消してしまった。
「警察を呼んで調べてもらえ」と声を荒げたのは虐め首謀者である自分の娘に騙されている馬鹿親。
そうさせまいとする教師は、まああるだろうから良しとして、わからないのは「恥をかくのはそっちですよ」と御進言する正義の味方気取りの男子生徒。
主役もぐずぐずしてる。「負けたくない」なんて言いながら。

イジメと言っているけれど、立派な傷害・恐喝だってのに。
どんどん自分で事態を複雑に深刻にしていってるんだよ。

それは、強さじゃない。
奇妙なこだわり。歪んだプライド。

危険な所になんか、なぜ行かなきゃいけない?
クソ馬鹿の立場なんか、なぜ守ってやらなきゃいけない?
自分の身を守るのが最優先だろう。

「そうは言っても難しい」と、現実の虐められっ子や、その親や教師はよく口にする。
「時間がかかる」「相手もあることだから慎重にしなければ」とも。
それは、命より立場を守りたい保身だ。
恥をかくのを恐れ、社会的立場を悪くするのを恐れても、子供が傷ついたり命の危険にさらされる痛みは感じないから、のんきに構えていられるとしか思えない。

親に心配をかけてもいい、周囲を騒がせてもいい、嫌な所から逃げてもいい、相手を思い切りぶちのめしてもいい。
自分の身を守るのが一番大事。
日頃から、そう子供に教えていれば、虐められっ子にも、虐めっ子にも、ならないはずだ。

私は甘いだろうか?

ドラマを楽しむには不向きだということだけは、はっきりしているが。

2007年08月26日 体感・心感の日々 トラックバック:0 コメント:7

負けたくはない。でも強すぎて立ち向かえない。
なら、逃げたいところに逃げりゃいい。そこからまた新しい何かやればいい。逃げてばっかはダメだけどな。

身は守りたい。自分達に非があるわけもない。隠したい。痛い目にだけはあいたくない。

そんなん付き合いきれるかっての。
付き合う理由もない。
いじめられてつらいのは自分なんだから自分守らなきゃ。自分がどうにもならんのに他に何守るってんだ。

「自分はあそこまでひどいことはされてないから我慢しよう」
バカモノ!何のための我慢だ、そりゃ。

くっだらねぇ。
しんどいだろうなぁ。そんな人って。
ホントに生きてんのかな?

2007年08月26日 片チン URL 編集

最終回がどうなるか、とても気になる。いじめたことをもし謝って済む話なら、このドラマを作った意味がないと思う。いじめた奴らにはいじめられた方の何倍もの仕返しがあると期待してみています。それで心から反省の態度が視聴者に伝わるような誰もが納得する終わりかたで絶対あってほしいと思います。

2007年08月29日 URL 編集


「仕返し受けて心から反省」

日本人が好きな勧善懲悪ものですね。

弱者虐めをする悪者に対して、水戸黄門みたいに絶対権力を見せたり、健さんシリーズ(古っ)のように最後に殴りこみに行ってぶった斬るかできたらスッとしますよね。

だけどそれすら力での支配。
仕返しでは、後悔はさせられても改心はさせられません。

他人の痛みを我がことのように感じる部分が育たなければ「心からの反省」はありえませんが、昨日今日でそれは望めないから、テレビドラマでは、復讐劇にするか、くさいシナリオで不自然な大団円に持っていくかぐらいじゃないかと、私は踏んでいます。

そもそもアレを「いじめ」と言っちゃいけないと思うんですよ。

2007年08月30日 ぽあん URL 編集

はじめまして。検索ワード「いじめ ライフ」で御ブログにたどり着きました。

確かにドラマ「ライフ」の描写は大げさです。
しかし、いじめられた人間にしか分からない苦痛をうまく表現できてて、実際にいじめられていた私には涙が出るほど痛感できる内容でした。

ドラマの内容を理解できず失笑する人たちは、きっと一生分からない題材なのでしょう。

2007年09月16日 p URL 編集



どうすればいいか。

ドラマは最終回で、その一つのモデルを示してくれたと思います。

あとは観た人それぞれが
「それでは自分はどうするか。」ですね。

2007年09月16日 ぽあん URL 編集

はじめまして。
大袈裟、というけれど、トイレで水をかけられてドラマなんかよりもっと汚いモップを顔に押し付けられたりというのは昔からよくあるイジメの方法でしたよ。物を隠されたり、男子の前で服を無理矢理取られたりとか。
佐古の性癖は大袈裟としても、実際のイジメもTVに劣らず過激なもんです。今はネットや携帯も使われますしね。
子供達にはあんなドラマの真似はしないで欲しいですね。

「逃げて良い」と、どの親も先生も言ってあげられれば良いけど。
親の言動によっては余計酷い目にあうので、私はそれが怖くて問いただされても「いじめられている」とはなかなか言えませんでした。
私や他のいじめられっ子の親から相談を受けた担任の
「いじめられる側にも問題がある」
などという無神経な発言で、イジメは正当化されより過激になり、登校出来なくなった子もいたけれど、転校したいと子供が言っても叶った人は誰もいなかったですね。
子供がボロボロになっていたら、犯人探しで大騒ぎするよりも避難させてあげて欲しいですね。

2007年09月17日 よっぱ URL 編集

よつばさん、コメントありがとうございます。

「いじめられる側にも問題がある」は酷い。

皆、自分の立場を守ろうとするばかりで、相手の事なんか本気で考えてやしないってよくわかります。
虐めっ子も見捨てられていますもんね。

安全な場所作りは不可欠だと思いますよ。

2007年09月17日 ぽあん URL 編集












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