鶴田一郎美人画展

鶴田一郎美人画展
に行ってきた。
場所は熊野町の筆の里工房。
ここに行くのは棟方志功展以来、二回目。
私はこの鶴田一郎さんが、ノエビアの広告に登場した時から大好きで、
毎年のカレンダーを人に拝み倒してもらってきては集めていた。
凛としたクールビューティ。
ビビッドな色使い。
曲線はどこまでもやわらかでしなやかだけれど切れ味鋭く、
気安く近づけない孤高のたたずまい。
イラストレーターとしての鶴田さんにも憧れるが、彼の描く女性も私の理想。
12月からずっと行きたいと思っていたが、自宅から車で2時間近くかかるので、
なかなか行く機会が持てず、もうすぐ終わるという頃になってやっと重い腰を上げた。
行ってみて、良かった。
印刷物には決して現れない筆の運び、塗りの重なり、色のあでやかさ、繊細さ、
息吹というものを存分に堪能できたからだ。
ここにはこの線しかない!という間違いのない場所に、
的確な色で太さで流れでひかれる一本。
はぁ~~~、人間業?と思うけれど、人の手ならではの描かれ方を読み取るからこそ、
感じ響いてくるものがあるのは疑いようもない。
ガラスケースに入っていない額で飾られているものには、できるだけ近づいてみた。
冷たく無機的に感じられがちな、余分なものを省いたシンプルな構図だが、
それを見出すまでにどれだけ試行錯誤を重ね、
どれだけ研ぎ澄ませて降りてくる一瞬を待ったのだろう。
絵の中の女性は息づいている。
体温や香りが感じられるかのような生命力を感じたのは、思ってもいなかったことだった。

   私は、私にとってのミューズを描きたいと思っている。
   そしてできれば、そのゆらぎの中の迷宮で
   私に力を与えてくれる存在もミューズであって欲しいと願っている。
   たとえ私の描く女性像が、私の心の中の脆弱(ぜいじゃく)なセンチメンタリズムや、
   青白い煩悩の炎から生まれたものであったとしても、
   ミューズの祝福を与えられれば、純粋へと昇華(しょうか)し、
   再び永遠なる真実の女性として生まれ変わる事ができるのだから。
   そして、唯一私に残された真実があるとするならば、
   描くという祈りにも似た行為の中で、
   描こうとする女性像を通して遥か彼方にいるはずのミューズからの慈悲の微笑を、
   一瞬間でも受けられるのではないかという幻想を信じること、
   それだけかもしれない。

鶴田一郎さんの言葉。

画集を買うつもりだったが、2000年までの作品が入ったCD-ROMを買って帰った。
もちろんデータの絵は原画に比べて情報量は何百分の一になっているのだけれど、
今日のこの受けた感動を重ねて、ずっと何度も楽しめると思う。

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